仮想通貨を始めるときは、仮想通貨交換所を通して売買することが一般的になってきています。
仮想通貨交換業者は、2017年4月の改正資金決済法の施行によって金融庁財務局への登録が必要になっているものです。
2022年2月28日現在で30の事業者が登録されています。
仮想通貨交換所は仮想通貨の仲介手数料と、独自に調達した仮想通貨の売買による差益が主な収入源となっているので、各種サービスに手数料がかかったり、差別化するために複雑な手数料が決められているところも多いです。
一方、ユーザーの立場では、手数料が安くて、シンプルで分かりやすい手数料のところがいいって思いますよね。
この記事では、仮想通貨交換所ではどんな種類の手数料があり、どの位の料金なのかを主要5事業者を比較しながら解説します。
仮想通貨交換所の手数料の種類

仮想通貨交換所を利用するときの手数料には次のものがあります。
・取引手数料
・日本円の入金・出金手数料
・仮想通貨の送金手数料
それぞれの手数料の内容をみていきましょう。
取引手数料
仮想通貨取引所で取引するときに発生する手数料で、現物取引手数料とレバレッジ取引手数料の2種類があります。
取引手数料は、取引する通貨の種類によっても違ってきますので、ビットコインを購入するのなら、ビットコインで取引する場合の手数料を確認する必要があります。
レバレッジ取引手数料は、複雑な構成になっている場合が多いので別途解説するものとして、この記事では、現物取引手数料について解説します。
仮想通貨販売所で取引をする場合は、手数料が無料となっていますが、ここで喜ぶと失敗します。
スプレッドと呼ばれる買値と売値の価格差が、実質的な手数料となっています。
日本円の入金・出金手数料
<日本円入金手数料>
仮想通貨を購入するために仮想通貨交換所の口座に日本円を入金する場合にかかる手数料です。
多くの仮想通貨交換所は無料ですが、交換所によっては提携銀行からの入金は無料というところもあります。
<日本円出金手数料>
仮想通貨交換所の口座にある日本円を出金する場合にかかる手数料です。
交換所により、無料のところもあれば有料のところもあります。
仮想通貨の送金手数料
仮想通貨交換所の仮想通貨口座から他の交換所の仮想通貨口座に送金する場合や仮想通貨の保管場所であるウォレットに送金する時にかかる手数料です。
送金する仮想通貨の種類によって、送金手数料が異なります。
現物取引手数料の主要5交換所の比較

現物取引の場合の手数料は、どこが安いのでしょうか?
現物取引手数料を主要5交換所について比較すると下表のようになります。
| 交換事業者 | 販売所取引手数料 | 取引所取引手数料 |
| コインチェック | 無料 (但し手数料相当額のスプレッドあり) | 無料 |
| ビットフライヤー | 〃 | 約定数量×0.01~0.15% |
| GMOコイン | 〃 | Maker :-0.01% *1, Taker :0.05% *2 |
| ビットバンク | 〃 | Maker:-0.02%, Taker :0.12% |
| DMMビットコイン | 無料 ※ BitMatch取引手数料を除く | 取引所取引はなし |
*1 Maker手数料とは、あらかじめ指定した値段で注文する場合の手数料で、マイナスが付くと逆に手数料がもらえることになります。
*2 Taker手数料とは、市場に出ている時点の値段で注文する場合の手数料です。
この表から分かることは、
・取引所取引手数料では、コインチェックが無料
・販売所取引手数料は、手数料の名目で取られるものはないということで無料となっているが、手数料相当額のスプレッドがある。
・DMMビットコインでは、取引所取引をやっていない
です。
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日本円の入金・出金手数料の主要5交換所の比較

次は、日本円を仮想通貨交換所の日本円口座での入金・出金手数料についてみていきましょう。
取引手数料と同様に、主要5交換所を比較してみました。
| 交換事業者 | 日本円入金手数料 | 日本円出金手数料 |
| コインチェック | 銀行振込:無料(銀行手数料は負担) コンビニ入金*:3万円未満 770円, 3万円~30万円以下 1,018円 クイック入金*:3万円未満 770円, 3万円~30万円以下 1,018円, 50万円以上 入金金額×0.11%+495円 | 一律407円 |
| ビットフライヤー | 銀行振込:無料(銀行手数料は負担) クイック入金:無料(住信SBIネット銀行) 330円(住信SBIネット銀行以外) | 3万円未満 220円(三井住友銀行) 440円(三井住友銀行以外) 3万円以上 550円(三井住友銀行) 770円(三井住友銀行以外) |
| GMOコイン | 銀行振込:無料(銀行手数料は負担) クイック入金:無料 | 無料 大口出金 400円 |
| ビットバンク | 銀行振込:無料(銀行手数料は負担) | 3万円未満 550円 3万円以上 770円 |
| DMMビットコイン | 銀行振込:無料(銀行手数料は負担) クイック入金:無料 | 無料 |
この表から分かることは、
・日本円の入金・出金手数料の双方が無料の交換所は、GMOコインとDMMビットコイン
・日本円の入金手数料は、銀行振込の場合は各交換所共無料(銀行手数料は負担)
・日本円の入金手数料はクイック入金の場合、GMOコイン、DMMビットコインが無料、ビッットフライヤーは住信SBIネット銀行のみ無料
・日本円の出金手数料は、ビットフライヤーの場合三井住友銀行を利用した方が安い
です。
仮想通貨送金手数料の主要5交換所の比較

最後は、仮想通貨を仮想通貨交換所の仮想通貨口座から他の交換所の仮想通貨口座へ送金したりウォレットに送金する時にかかる手数料の比較です。
仮想通貨送金手数料は、仮想通貨の種類によっても違うので、一番人気のビットコインについて比較してみました。
| 交換業者 | 仮想通貨送金手数料(ビットコイン) |
| コインチェック | 0.0005BTC |
| ビットフライヤー | 0.0004BTC |
| GMOコイン | 無料 |
| ビットバンク | 0.0006BTC |
| DMMビットコイン | 無料 |
この表から分かることは、
・仮想通貨送金手数料(ビットコイン)が無料の交換所は、GMOコインとDMMビットコイン
です。
仮想通貨交換所の手数料の比較、手数料が安いところはどこ?のまとめ
・仮想通貨の手数料には、取引手数料以外に日本円の入金・出金手数料、仮想通貨送金手数料などがある。
・メインとなる手数料は取引手数料で、これを低く抑えることが収益につながる。
・仮想通貨の取引には、仮想通貨販売所取引と仮想通貨取引所取引の2種類がある。
・仮想通貨取引所で、取引手数料が無料のところは、コインチェック
・仮想通貨販売所では、取引手数料が無料であるが、買値と売値の差額である「スプレッド」が発生する。
・日本円の入金・出金とも無料の交換所は、GMOコインとDMMビットコイン
特に、取引手数料は取引の都度かかるので、積み重なると取引の利益を低下させる可能性もあるため目的や用途に応じてしっかり仮想通貨交換所を選びましょう。
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